映画『いただきます』を観て学んだことをもう一つ、二つほど書いておきたい。
「子どものおやつは補食」ということ。
おやつは、甘いものを与えるなんていう決まりはない。
映画に出てくる高取保育園では、おやつは玄米おにぎりと、納豆。
うちの娘は甘いもの好き。私も好きだから、ついつい、おやつといえば甘いものを選んでしまう。
小さいうちは、量を必要としないからそれでも許容であったと思う。
でも、成長期の娘は、もっともっとと、お腹が膨らむまで欲しがるように。
市販のお菓子で気になっていることは、味が濃いこと、食品添加物が使われていること。
市販のものを欲しいだけ与えるのは、良くないと思った。
なのでせめておやつを手作りにして、お砂糖や油をあまり使わない、体に優しいと思われるおやつを模索してきた。
例えば、蒸しパンや焼き芋、クッキーなど。でも、まだちょっと違和感。
保育園から帰ってきて、おやつを食べると、夕食をいい加減にしか食べなくなった。
おやついらない?でも、夕食まで待てない娘には、おやつは必要と考えていた。
私のおやつの模索は続いた。
「おやつは捕食」
そう、捕食だ。大人よりエネルギーを沢山使う子どもには、もう一食、ごはんが必要だ。
長らく悩んでいたことの糸口を見つけた気がした。
私自身がそうであったが、学校や仕事から帰ってきて、ちょっとホッとしたいなという時に、甘いものは有効である。
そして、子どもが帰ってきて、「おやつ」という口実で一緒に食卓に座り、今日一日あったことなどを聞いたり、話したり、親子でコミュニケーションする時間も、また必要であると思う。
ということで、我が家のおやつは今、「がんばったね」のお菓子を少しだけ食べて、それでもお腹が空いているようなら、おにぎりを作ってあげる、というところに落ち着いている。
塩むすび、ゆかりおにぎり、玄米入ご飯のおにぎり、雑穀米入りのおにぎり、混ぜ込みわかめのおにぎりなど、嫌がるかなと思った中身でも、意外と気に入って食べている。
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