毎日が、猛烈な慌ただしさで過ぎていく。
食事の支度も、子どもが遊んでいる隙に作る。
一生懸命に作っても、残したり、ほとんど手をつけない娘がいる。
まあ、そのうち食べるようになるだろうと、気長に待つつもりでいるけれど、ちょっとさみしい。
私はもともと、ごはんを食べることも、作ることも好きなのに、このままでは大切なことを見失ってしまう気がする。
なんで食べないのかなぁ。なんで残すかなぁ。自分は小さい頃、何を気に入って食べていたかな。
幼児食の知識を引っ張り出せば、食べやすく小さく切ってみるとか、味付けを変えてみるとか、色々ある…。
そもそも娘の好きなものは?卵、ハム、パスタ(特にペンネ)、今うちにあるもので…娘が好きなもの…マカロニ?
そうだ、マカロニサラダ作ろう。きゅうりとりんごの入っているやつ。
久しぶりに作ってみる。作ってみると、それは母の作り方、母の味。私が育ってきた味。
きっと娘も気に入ってくれるだろう。
きゅうりを塩もみして、りんごは塩水に漬けて、ちょっと丁寧に作ってみる。
娘は、きゅうりだけ避けていたけど、マカロニサラダ、もりもり食べてくれた。
私も嬉しくなった。
お母さんの味って、すごい。食べたい気持ちも、作る喜びも思い出させてくれる。
子どもや家族への、思いやり、愛情が、いっぱい詰まってる。
毎日とはいかなくても、時折、母の味に頼って、子どもが喜ぶメニューを作っていきたいと思った。
あれまた作ってよって、リクエストもしてみよう。
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