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〈正しい食事を学ぶ旅〉覚書
 
一日目
 
4月22日(日)
子供たちの未来と食を考える食の講演会&『いただきます』上映会
 
講演会の講師は、国光美佳先生。
食育コーディネーター、M.S.K臨床心理研究センターカウンセリング研究室 室長などを務められており、
「ミネラル不足による実態と対処法」について、講演活動や食生活相談をされている。
当日は、〈子供たちの心と体を守る栄養素”ミネラル”の話〉というタイトルでの講演会。
 
心に残ったことを書いてみると…
 
ミネラルは、必要量は微量だけど、私たちの体が元気に活動するために必要不可欠の栄養素。
酵素の働きを助け、消化や代謝が上手くできるように促す。
神経伝達ホルモンもしっかりと作られるようになるため、手先も器用に動くようになる。
不足すると、具体的には、足がつる、うつ症状、疲れやすい、イライラする、歯が痛い、味覚異常などの症状が出る。
 
現代食は、ミネラルが大変に不足しているという。
それによって、精神的に不安定になる大人や子どもが増えている。
コンビニ弁当や冷凍食品、高齢者向けの宅配弁当など、撹拌して中の成分を調べてみると、
国が、健康のために必要と定めている量に、とても及ばない。
忙しいお母さんが増え、本人はもちろん、家族も危ない現状。
 
なぜ、現代食にミネラルが足りないか?
理由は、主に次の5つ。
①水煮の加工食品(湯で済、カット済野菜、冷凍食品)が増えている。
②肉の加工にも、柔らかくするために水を入れている。
③油も、精製しすぎている。栄養分も”不純物”として削る。
④リン酸塩の入った加工品が多い。ミネラル成分とくっついて体外へ出してしまう。
⑤天然の素材から、出汁をとらなくなった。
 
家庭で今日からできる「ミネラルを補う食事」
*は、我が家でやっていること。
①主食は、真っ白な白米を、玄米か、分つき米(五分つきくらいなら食べやすい)、雑穀米にしてみる。
*玄米を少し混ぜたご飯、市販の十穀米や十五穀米などを取り入れている。甘みやプチプチ感が増して美味しい。
②天然の食材で出汁を取る。(昆布、鰹節、煮干し、野菜など)
*鍋に水を入れたら昆布を入れて火にかけ、沸く前に取り出して、鰹節を入れる、沸く直前に鰹節も出す。
*残った昆布と鰹節の出がらしは、醤油とお砂糖で軽く炒めると美味しい即席佃煮に。
③精製していない良質な油を使う。
*一般的な安い油は、薬を使って油を出しているものもあるそう。「圧搾法」が一番良い。
私は経験的にサラダ油でおなかを壊すので、こめ油かごま油を使っている。
 
国光先生が実践されているミネラルを摂る食の取り組みによって、子どもの偏食が治る、低体温の改善、キレにくくなる、精神的に落ち着いてきたという事例が挙がっている。
 
微量故に見落とされやすい大切な栄養素”ミネラル”。
本当の意味でバランスの良い食事、元気、きれいのキーワード。
これからはもっと意識して摂りたい。
 
上映会の感想は次回。
        
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